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パーソナルスペース
こんにちは。 CLOTHOVERのスタッフです。
「なんだか落ち着かない」
「ふとした拍子にぶつかってトラブルになってしまった」
そんな日常の小さな「困りごと」の背景には、
実はパーソナルスペース(人と人との距離感)が深く関わっていることがあります。
今回は、CLOTHOVERで実施した「相手との心地よい距離」を学ぶトレーニングの様子をお届けします。
トラブルの影に「距離」あり。なぜ距離感が大切なのか?
人とのトラブルの大半は、実は「近すぎる距離」から生まれます。
相手と肩がぶつかったり、意図せず手が当たってしまったり。
あるいは、相手がイライラしている時に「攻撃が届いてしまう距離」にいたことで
大きな問題に発展してしまうこともあります。
CLOTHOVERでは、自分も相手も心地よく過ごせる距離を「腕一本分」と定義し、日頃から意識できるようサポートしています。
ラダーを使って「見えない境界線」を可視化する
しかし、「適切な距離」は目に見えません。
そこで今回は、トレーニング用のラダー(縄ばしご)を使用し、マス目を使って物理的な距離を「視覚化」する試みを行いました。
実際にラダーの前に立ち、相手がどのマスにいるのが理想的か、一人ひとりに確認してもらいました。すると、子どもたちから驚くほど細やかな感性が見えてきたのです。
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「同性ならこの距離だけど、異性ならもう一歩離れたいな」
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「仲の良い友達ならここまでOKだけど、あまり知らない人ならこのマスまでかな」
相手との関係性や性別によって、自分の中に「見えない境界線」があること。それをラダーという道具を使って、客観的に確認していきました。
「なんとなく嫌」を、大切な「基準」に変える
今回のトレーニングで一番の収穫だったのは、「本人にしかわからない基準」を周囲と共有できたことです。
「なんとなく嫌」「〇〇さんはいいけど、△△君はダメ」 そんな曖昧な感情は、時に周囲から理解されにくいものです。
しかし、それを「ラダーのマス目」という目に見える形に置き換えたことで、周囲の仲間やスタッフにも「その子の心地よい距離」がはっきりと伝わりました。
自分の基準を相手に正しく伝えることができ、そして相手の基準も尊重する。 そのやり取りの中で、子どもたちの表情がふっと和らぐ瞬間がありました。「自分を守る方法」を一つ手に入れた、自信に満ちた表情でした。
相手を想う、一歩の距離
CLOTHOVERが大切にしているのは、スキルの習得だけではありません。 「自分を大切にし、同時に相手の気持ちも大切にする」という心のあり方です。
今回学んだ「腕一本分の思いやり」が、施設内だけでなく、学校や将来の職場でも、彼らを優しく守ってくれるバリアになることを願っています。
これからもCLOTHOVERでは、子どもたちの「目に見えない感覚」に寄り添い、社会で生きる力へと変えていく活動を続けてまいります。
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